(商品名 : ボンアルファ、ドボネックス、オキサロール、ボンアルファ・ハイ)
ビタミンDは骨の形成・カルシウム代謝に関わるビタミンです。
血中や細胞内のコレステロールが紫外線の働きを受け皮膚で合成され、肝臓・腎臓などで手を加えられて活性型ビタミンD3となります。
体の中にあるビタミンD3は細胞質の中のビタミンD3受容体と一緒になって細胞の中心にある核に移り、遺伝子に色んな命令をします。
この働きで皮膚の細胞の新陳代謝が整えられます。
また免疫細胞の中でもリンパ球・単球・マクロファージの活動も抑える働きがあると考えられています。
使い方は、赤くなった部分に1日に1〜2回塗ります。
ステロイド外用薬と比較すると、ボンアルファではリンデロンV よりも少し弱いか、あるいはロコイド軟膏と同じ程度の効果があって、ドボネックスではリンデロンVよりも効果があります。
塗り初めて明らかな効果が現れはじめるのはリンデロンVの場合では16日で、ボンアルファの場合は20日と少し時間がかかります。
しかし、薬を中止してから症状が悪化するまでの期間はリンデロンV の場合はおよそ10日に対してボンアルファの場合はおよそ36日と長いとされています。
部分的な副作用としては、ボンアルファの場合はおよそ1%の確率で、ドボネックスの場合はおよそ10%の確率でピリピリとした刺激感を感じます。
また、週100g以上と大量に使った場合、高カルシウム血症(血液中のカルシウムが増加)という全身的な副作用が起こることがありますが、日常使う量では全身に副作用が出ることはあまりないでしょう。
効果・安全性の両方で優れた薬といえます。
またビタミンD3剤は他の治療と併用すると効果が上がるという報告もあります。
ステロイド外用薬と交互に使う治療法と、ビタミンD3剤とステロイド外用薬を混ぜて使う治療法です。
また効果が上がるばかりでなくそれぞれの薬の使用量が減るので副作用が出にくくなります。
しかし混ぜる方法の場合はビタミンD3が体に働きづらい形に壊れたり、厚塗り状態になってかえって悪くなることもあります。
信頼できる皮膚科医の先生の指示で行いましょう。
現在、新しい活性型ビタミンD3剤は開発が活発に進められています。
将来的にはステロイド外用薬のように効果によるクラス分けが決められていくでしょう。
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