外用療法

 外用療法(塗り薬)は内服療法(飲み薬)と違って副作用が出づらい、比較的おだやかな治療方法です。

飲み薬はその薬の効果が全身に与えられるのですが、塗り薬は塗った部分だけに効率良くかつ的確に効果が現れます。

さらに皮膚は消化器官ではないので吸収される薬の量はごくわずかで、また薬がゆっくりと体に入ってきます。

ですから、外用療法は安全で効果の大きいおだやかな治療方法と言えるのです。
 

 乾癬には原因を根本から治す治療法がないと前述した通り、これから述べる薬も原因を根本から治すものではありません。

ですから、症状が和らいだら薬を塗る回数を少なくしたりより弱い薬に変えてゆき、自然治癒力が高まるのを待つという様に治療が行われていきます。

「早く治したいから」とか「予防のため」という理由で安易に強い薬を用いたり、回数や量を多く用いると副作用が発生する可能性がよりいっそう高くなります。

この点を注意・理解し、主治医の先生とよく相談の上用いましょう。
 

活性型ビタミンD3外用薬(商品名:ボンアルファー・オキサロール・ドボネックス)
 
 ビタミンD3は、血中や細胞内のコレステロールが紫外線の働きを受け皮膚で合成され、骨の形成・カルシウム代謝に関わるビタミンです。

皮膚では角化という皮膚の新陳代謝に大きな影響を及ぼします。

体内に吸収されると、血液中のカルシウムが増加するという副作用が起こる事があります。
 
ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬(商品名などは表を参照のこと)
 
 ステロイドには抗炎症作用と呼ばれる、白血球の働き・血管の拡張を抑えるなどの働きがあり、乾癬に有効です。

強さによって5ランクに別れ、中ランク以上の強さのもので50〜90%の有効率が有ります。

長期間の外用によって、皮膚が薄くなったり出血し易くなるなどの副作用が局所に表れます。

全身の広い範囲への外用には注意が必要で、急に中止すると乾癬が悪化したり、発熱したりのリバウンドが起きることもあります。
 

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