内服療法

 症状が重く外用治療や光線治療で症状が抑えきれない場合、皮膚科医の先生に内服治療を勧められることがあります。

内服治療は大変効果のある治療法なのですが、その反面副作用が出た場合それが深刻なものであることが多いです。

ですから使用方法に厳しいガイドラインが定められていたり、皮膚科医の先生の管理の下で服用することが多いのです。

 必要以上に神経質になることはありませんが、私たち患者自身が副作用についてしっかり理解することはとても大切です。

また効果があるからと言って安易に服用するということは絶対しないで下さい。

レチノイド(商品名:チガソン)
 レチノイドはビタミンA類似物質で、皮膚の新陳代謝に欠かせない角化作用に対して影響を及ぼし、乾癬の治療にも有効なことが確かめられています。

特に重症の患者に用いられ、なかでも膿疱性乾癬に対しては、発熱・膿疱の抑制に特効的に働きます。


 レチノイドはビタミンA類似物質ということから、唇のカサツキ・顔のホテリ・頭痛など、ビタミンA中毒に似た症状を引き起こします。

この薬を飲む際は、牛乳で飲んではいけません。
 
シクロスポリン(商品名:サンディミュン、ネオーラル)
 シクロスポリンは強力な免疫抑制作用を持ちます。

本来は心臓、腎臓移植など、移植手術後の拒絶反応を押さえるために開発された薬剤で、移植手術後の乾癬患者に効果がみられたことから、乾癬の治療にも広く用いられるようになりました。


副作用は腎障害・高血圧などが起こります。

この薬を飲む際は、グレープフルーツジュースで飲んではいけません。
 
メトトレキサート(商品名:リウマトレックス、MTX)
 一般的にはリウマチの薬として、進行を遅らせ・関節の炎症や腫れを和らげる薬として用いられています。

しかし重症の乾癬、膿庖性乾癬に非常に効果があり用いられることがあります。

この薬もシクロスポリン同様、免疫系に作用して乾癬を抑えると考えられます。


 副作用は、肝臓に影響を与えることがあります。
 

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