膿疱性乾癬

 カサカサとした鱗屑だけでなく、ジクジクとして真っ赤な部分が現れ、その中に膿を持つ小さなできもの(膿疱)が混じるものを膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)と呼びます。

また時として、既に乾癬の症状がない人や家族内に乾癬患者がいる人も罹ることもあります。

 膿疱性乾癬の患者数は乾癬患者全体の数%足らずで、決して多くはありません。
 

 この膿疱性乾癬は幾つか種類がありますが、一般には限局性と汎発性に分類されています。

もっぱらカサカサとした部分やその周りにジクジクとした出来物ができるのを限局性膿疱性乾癬と言います。

長期間強いステロイド剤を漫然と使うことや、強いステロイド剤を急に止めてしまうことが引き金の一つと考えている先生もいます。



 膿疱が出来る病気はそもそも手の平や足の裏に起こりやすいので、親指の関節や土踏まずなどに膿疱ができてカサカサの皮疹は他の部分に出る場合もまれにはあります。

傷やばい菌への感染が引き金になることもあります。
 

 膿疱性乾癬の中には全身に膿疱が多発して、発熱・全身のだるさ・関節痛といった全身の症状が激しく伴うものがあります。

これは汎発性(はんぱつせい)膿疱性乾癬という種類です。

カサカサの皮疹よりも軽い発熱や気だるさなどの全身症状が先のケースや、女性の妊娠中に発症するケースもあります。

汎発性膿疱性乾癬は良くなったり悪くなったりを繰り返しだんだん衰弱してしまうこともあります。

そのため国の特定疾患に指定され、原因・治療法を早く確立するための研究を助成され、患者には医療費の軽減などが図られています。
 

 汎発性膿疱性乾癬では現在レチノイド(チガソン)という飲み薬が特効的に効きますが、症状が重い時には必ず入院療法が必要です。
 


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