豊富町は、北に稚内市を臨み、西に『利尻・礼文・サロベツ国立公園』に指定された『サロベツ原生花園』を有する自然の豊かな町です。
豊富温泉は、その豊富町市街地より、東へ約6km、日本の最北の温泉郷といわれています。
豊富温泉は、古くから『やけど、湿疹、うるしかぶれ』等に効果があると言われてきました。
また、近年は、アトピー性皮膚炎、乾癬など、完治が難しいといわれるような慢性皮膚疾患に効用があると言われています。
その効果から、一部の医療関係者や研究者も『豊富温泉』に注目しています。
- 『豊富温泉』の歴史
- 豊富温泉の地域では、北海道開拓以前から、ガスが噴出していました。
大正末期、地域近代化の一端として、石油採掘を目標にこの地域で試掘が行われました。
結局、十分な量の石油は出ませんでしたが、大正15年5月17日の夜半、深さ960mの地点から天然ガスとともに、温泉が噴出しました。
温泉噴出当初は、お湯は捨てられていましたが、次第に石油混じりのお湯が身体に良いと評判になり、昭和2年に草葺(くさぶき)小屋が建てられ、温泉街が出来はじめ、現在のように、住民の入浴が始まりました。
その後、「町営もとゆ館」という、共同浴場が建てられ、現在は「豊富町ふれあいセンター」が、その役割を引き継いでいます。
その昔、石油発掘作業や、天然ガスの噴出により【やけど】を負う作業員が後を絶たず、その人々がこの温泉に入ったところ、やけどがきれいに治ったことから、【やけどに効く温泉】として、作業員の貴重な保養の場所となっていました。
- 『豊富温泉』の泉質
- 豊富温泉の泉質はナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性高張性低温泉・・・旧泉質名/食塩泉)です。
油が混ざっていて、浴室に入ると石油の臭いがします。
お湯の色は茶褐色です。
油分を含んでいるせいか、お湯からあがった後も、いつまでも身体がポカポカしています。
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